子供が社会性を身につけるには?KYにしないためには“ナナメの関係”が良いらしい♪
子供が社会性を身につけるには?・・そう思う親御さんもいるでしょう。社会性がない=空気が読めない(KYな人)ではなくて、その場の空気を読んで、言われなくても適した動きをする・・そんな大人になるのが、実は一番重要なことかもしれません。
KYな人とは?
そもそも空気が読めない人とは、どのような人のことでしょうか。例えば職場でトラブルが起こり、上司がピリピリしています。そんなときは、誰も何も言わなくても、上司が気に触るような発言を控えようとするものです。
休暇願いの届出の承諾を得たいが、今はやめておこう・・なんて、要領よく動けるのが空気を読める人なのではないでしょうか。これが、社会性を身につけるということだと思います。
考えてみると、いくら良い大学に入っても、優秀と呼ばれる企業に就職しても、社会性が身についていなければ、うまくやっていけません。
子供が社会性を身につけるには?
空気が読めない子どもではなく、社会性を見につける子どもにするにはどうしたらよいのか?先日NHKの尾木ママと東紀之さんが出ている番組で、子供の社会性についての話題がとりあげられていました。
なにぶん休日で子どもの世話をしながら見ていたので、うろ覚えの部分もありますが汗。正式名称エデュカチオという番組では、社会性を身につけるために、以下のことを子どもの頃からさせたいと伝えていました。
1、ナナメの関係
親や先生と子ども=タテの関係
友達と子ども=ヨコの関係
これとは別に、たとえば
近所のおばさん
お店の店員
習い事で一緒の年上の子ども
このような、
友達でもなく先生や親でもない人との交流がナナメの関係
です。子どもが、ナナメの関係を持つ機会を増やすことで、社会性が身につくというワケです。
その番組を見たとき、以前住んでいた家の近くの、公園おばあちゃんを思い出しました。誰に頼まれるでもなく、公園の掃除をしたり花を植えたりするおばあちゃんで、子どもたちが遊ぶ時間に必ず出没していました。
けっこうハッキリモノをいう方で、おそらく70代だと思われますが、独特の感性で、子どもを怒ったりすることもありました。まさに長男(7歳)とこの公園おばあちゃんが、ナナメの関係でした。私の言うことは聞かないのに、おばあちゃんのいうことは聞いたりして・・。
おばあちゃんに注意されたときの、「言うことを聞いたほうが良いのか・・それともどこまで甘えていいのかな?」という息子の微妙な表情が忘れられません。
このあいまいさが、親でも友達でもないナナメの関係なのですね。残念ながら、息子にとって好ましいこの関係はなくなってしまいましたが。親でもない友達でもない微妙なナナメの関係を、小さい頃から深めると、社会性を身につけることができるようになるのかもしれません。
2、おつかいのススメ
また、番組ではおつかいをさせることも、ナナメの関係を作れると言っていました。お店の店員とかかわる事で、空気を読むような社会性が身につくとのことです。「おつかいっていいのよ~。」って尾木ママも言っていたようなw
また、大人である私たちもナナメの関係を深められるなと思います。つまり、よその子どもに接するときに、どこまで関わるかってことですね。
最近はナナメの関係が希薄になっているようですが、私たち自身も気をつけるべきかなと。よその子だから何もいわないのではなく、しっかり注意するところはしたほうが良いのではないでしょうか。
まとめ
子どもに、社会性を身につけさせるにはナナメの関係を深めるとよいでしょう。子供が空気を読めないかも?と思ったら、積極的にナナメの関係を作ってあげるとよいのかもしれません。また、大人である私たちも責任をもって他者の子どもに接することも大切なのでしょう。