『やらされ感』をなくすための3つのステップ
仕事や家事などで『やらされ感』を感じると、義務感を感じ行動するのがイヤになります。やらされ感をなくすことができれば、スムーズに行動できます。
「何で私がしなくちゃいけないの?」「俺でなくてもできるだろ。」と思うと、余計やりたくなくなるものです。このやらされ感を克服するには、どうしたらよいのでしょうか。
『やらされ感』をなくすための3つのステップ
STEP1本当の感情に気づく
やらされ感や義務感を感じる時に、イライラしたり怒ったりすることがあります。ただ、
怒りやイライラ、嫉妬などのネガティブな感情=二次的な感情
二次的感情ではなく、本当の心の奥の感情に気づくことが大切なのです。イライラや怒りを掘り下げてみると、必ず『恐れ』という気持ちが隠されています。
たとえば「旦那のご飯作りがイヤに思い、言動ひとつにイラつく」
→「がんばっていると認めてほしい」「愛されていないのではないか。」
→認められないことへの恐れ、愛されないことへの不安
あるいは仕事で「何で俺がこんなことしなくちゃいけないんだと思いイライラする。」
→「無能な人だと思われているのではないか。」「がんばっていると認めてほしい」
→必要とされないことへの不安、認められないことへの恐れ
STEP2本当の感情を味わう
本当の感情に気づいたら、まずは恐れや不安、寂しいという感情を味わい、認めてあげましょう。このとき、「自分は弱いヤツだ。」「俺ってダメ人間。」「私ってなんて豆腐メンタルなの。」と言う風に自分を決めつけたり、ジャッジしないことが大切です。
ただ、「寂しいんだ。」「不安なんだ。」という気持ちを味わいます。なかには寂しいという感情を認めることへの抵抗感から、なかなか本当の気持ちが感じられない場合があります。そんなときは、小さい頃の自分の姿を想像し、小さな自分に語りかけて、本当の気持ちを探ってみましょう。
STEP3本当の感情を感じれば解放される
認められないことへの不安や寂しさ、惨めな思いに寄り添い、じっくり認めてあげると、気持ちが落ち着いていきます。結果、二次的感情や、やらされているという義務感から解放され気持ちを取り戻せます。
まとめ
『やらされ感』をなくすためには、そのときの本当の感情に気づき認めてあげるとよいでしょう。ネガティブな感情の奥には、つきつめれば「恐れ」という気持ちが隠れています。
真の気持ちに気づけば『やらされ感』を克服するだけでなく、ほかのネガティブな感情から解放されやすくなります。明日のことを不安に思ったり、過去のことを嘆くよりも今日1日この瞬間を、落ち着いて過ごすことが、とても大切なのです。