親子関係のダブルバインドには気をつけたい!~無意識にしているかもしれない・・

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親のダブルバインド・・心理学の先生が、テレビで発言していて気になっていたことばです。いろいろ調べて、親子間でのダブルバインドに注意せねばと、母親として思うようになりました。

 

ダブルバインドとは

ウイキペディアによると

ダブルバインドは

  1. 2人以上の人間の間で
  2. 繰り返し経験され
  3. 最初に否定的な命令=メッセージが出され
  4. 次にそれとは矛盾する第二の否定的な命令=メタメッセージが、異なる水準で出される
  5. そして第三の命令はその矛盾する事態から逃げ出してはならないというものであり
  6. ついにこのような矛盾した形世界が成立しているとして全体をみるようになる

 

母親や上司のような立場の人が、矛盾する指令を出すことで子供や部下を混乱させ、孤立させてしまう状況だと解釈しました。(厳密には違うかもしれません)

 

また、親が気づかないうちに、子供にダブルバインドをしかけると子供が混乱し、コミュニケーションを避けたり、異常に言葉の裏読みをするようになってしまうそうです。

 

親によるダブルバインドか?!子供時代の記憶

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自分の子供時代を思い浮かべると、これって親によるダブルバインドではないかと思うような思い出があります。

 

母「ご飯何食べたい?何でもいいよ。」

私「じゃあ○○」

母「それは~だからダメよ。」

私「△▲」

母「えーそれは無理。」

と言われて、ズコ~となった記憶が頻繫にあります。そのうち聞かれても「何でもいい。」というようになりました。例が軽いものすぎるけど、これも幅広く考えると、ダブルバインドだったと思います。

 

意見が通らないんだから、欲求自体を消してしまったのです。思考停止です。私の場合は本当に、軽いケースなのでしょう。もっと重いもの、大きなことで拘束を感じてしまうこともあるのではないでしょうか。

 

ただ、小さい頃はこうしたい~という欲求をあまり言えない子供だった気がしなくもないです。簡単な内容のことでもいつもダブルバインドが来るとそうなるのかなと。今では夫に、さんざん欲求を伝えてますから良かった良かったw

 

親子関係のダブルバインドには気をつけたい

親によるダブルバインドで問題なのは、親自身が無意識のうちに子供にダブルバインドを仕掛けているというところだと思います。

 

さっきの例でいくと、母親の中でご飯のメニューは心の中でだいたい決まっているのです。冷蔵庫の食材やら、手間や金銭的問題やらでだいたいアレかコレって決まっているけど、聞いてしまう・・。

 

こういうことって女性によくあることかもしれません。悩みをうちあけながらも、結論は決まっているみたいな・・。ただ友人や大人の家族にならともかく、親子間において、純粋な子供に矛盾したメッセージ=ダブルバインドを頻繁に与えるのは避けるようにしたいものです。

 

同時にそれぞれの世代の境界に介入しないことも、親として大切だと思うようになりました。>>親と子の『世代間境界』について~小学校での心理学講座で学んだこと

 

終わりに

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親子でのダブルバインドは注意しなければと思っています。とくに意図しなくても、無意識にやってしまうことがあります。ご飯のメニューうんぬんならまだしも、子供の能力にかかわることには、特に意識して気をつけていきたいです。

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