運がいい人の特徴~「認知的焦点化理論」からみた考え方

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運がいい人の特徴って何かあるの?あれば知りたいと思うのではないでしょうか。最近読んだ本に、運がいい人の特徴について書かれていたので、まとめてみました。

 

 運がいい人の特徴~認知的焦点化理論の考え方

京都大学の藤井聡教授の「認知的焦点化理論」を用いた研究によると

「利己的な傾向を持つ人々のほうが、そうでない人々よりも、主観的な幸福感が低い」

ということになるそうです。

 

認知的焦点化理論とは・・

人は、どれくらい遠くの他人やどれくらい遠い未来まで配慮できるかという配慮範囲を尺度として展開される理論です。

 

配慮範囲とは・・

下図のように、配慮範囲が広い場合は、自分の未来だけでなく、家族や社会の未来まで配慮したり、他人のことを考えた行動をとる。配慮範囲が狭いと、自分のことだけを考え、近い将来しか見れないということになります。

 

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解明! 運がない人は、なぜ運がないのか:PRESIDENT Online - プレジデントより画像引用

 

運がいい人の特徴は他人に配慮できる人

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この理論によれば、

配慮範囲の狭い人=利己的な人

配慮範囲の広い人=運がいい人

 

遠い将来や他人のことまで考えて行動する人=配慮範囲の広い人は、良い人間関係を築けられます。結果、周囲のみんなが助けてくれるので、「運がいい」と見られるのです。

 

いっぽうで、配慮範囲の狭い人=利己的な人は主観的な幸福感が低いとうことになります。そもそも幸福感とはとても主観的なものです。何を基準におくかで、人によって幸福感に個人差があるということです。

 

たとえば1日の終わりの缶ビール1本で幸せだ~と感じる人もいれば、同じビール1本でも、なんとも思わない人もいるということです。利己的な人は、この主観的な幸福感が低い、幸せだと思う回数が少ない=運が悪いということになるのではないでしょうか。

 

終わりに

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できることなら、運がいい人になりたいものです。運がいい人の特徴は、いろいろあるのかもしれないですが、配慮範囲が広いとうことも、ひとつの特徴になるのだと思います。

 

また、以前書いた記事>>幸せになるにはどうしたらいい?~脳科学からみた考え方 にもリンクする考え方ではないでしょうか。

 

利他行動は自分の幸福度をアップさせる・・私は、迷惑ではないかと思い躊躇してしてしまうことがあります。さりげない思いやりを自分が楽しいという気持ちで行動したいものです^^

《参考元》

脳科学からみた「祈り」

解明! 運がない人は、なぜ運がないのか:PRESIDENT Online - プレジデント