『謙遜しすぎ』は生ぬるい空気が漂う・・働いていたときのフリーズした思い出
謙遜しすぎも良くないなと思ったことがあります。昔、接客業に携わっていたことがありました。主に50代かそれ以上の年代の女性のお客さんが多くこられる環境でした。なかに、いつも謙遜する女性の方がいて会話が続かずに困った経験がありました。
『謙遜しすぎ』は生ぬるい空気が漂う・・
その方は60代前後の方でちょうど私の親世代でした。こちらが何かを言ったり褒めたわけでないのに、会話の最中によく
「私はもうおばあさんだから・・」
「私じゃダメね(年だから)・・」
と、ことあるごとに謙遜しすぎに言う方でした。それに対し当時青二才?(アラサー女子)の私はなんと答えたらいいのか困り、いつもフリーズしていました。まさか
「そうですね。」
ともいえず・・。こんなときオネエの方や、綾小路きみまろさんなら、気持ちよく返して、笑いとギャグにできるからよいですが、女性だらけの環境ではなかなか「そうだね。」とは言えませんwwだからといって謙遜に対し
「そんなことないですよ。」
とも返せませんでした。私にはまだ年齢が足りないか、あるいは人生経験?が不足しているから、「そんなことない」と言うのは、かえって失礼にあたるような気がしたからです。もしもわたしが男性だったら、また別なのかもしれないと思いますが。
321.365 : free your spirit / mac.rj
謙遜しすぎの言い方をされると、 漂うのは生ぬるい微妙な空気。同年代のもう一人のスタッフと二人で、うなずくでもなくただ聞くしかできませんでした。
謙遜しすぎる人が求めるものは?
結局その方は、何を求めていたのだろうと思うことがあります。私もたまに過剰に謙遜してしまうことがありますし、過去には卑下して自分を表現したこともあります。その心理を自分なりに考えると、
※自己防衛
※自分を認めて欲しい
※他者への甘え
なのかなと思います。謙遜しすぎる人は、自分で自分のことをわかっているというプライドがあるように思います。誇りの高さゆえに、周りの人に気づかれる前に言ってしまうという自己防衛の気持ちもあるのではないでしょうか。
また、謙遜しすぎる人は、自分で家族や親しい人から認められない・・という思いがあり、自分をあえて下げるようにして発言しつつも、本当は存在価値を認めて欲しいのかなとも思います。
さらに、他者に訴えることで、自分が言われたいことを他者に言ってもらいたいという依存や甘えもあるのではないでしょうか。非常に面倒くさいけれど、わからなくもないww。
過剰な謙遜は・・
065/365: Show us your smile! / benjaminasmith
もちろん、謙遜することは絶対よくないということではないと思います。ただ、『謙遜しすぎ』は場がしらけるというか、本当に生ぬるい空気が流れます。言われ方が困るというか・・。自分も気をつけたいと思います。
終わりに
あの女性のかたは、お客であるからゆえに、お店のスタッフである私たちにだからこそ、謙遜しすぎるような言い方したのかなと今あらためて思いました。なんとなくの甘えだったなのかな~と^^