【私のギャングエイジ時代のほろ苦い思い出】超仲良しだった友達の親に言われた言葉
最近長男(小3)の友達関係が濃いものになってきたように感じ、コレが以前知った“ギャングエイジ”というものかと思うようになりました。そして思い出したのは私のギャングエイジ時代。超仲良しだったエッちゃんとの楽しくも苦い?思い出です。
ギャングエイジとは・・
小学生になると、子どもはそれまで以上に友達を求め、友達と遊ぶことに生きがいを感じるようになります。特に3年生頃からは顔ぶれの決まった5~6人の友達と結束の強い集団を作り、親や教師の保護や干渉から逃れて、活発に遊ぶことに情熱を燃やすようになってきます。この時期のことを児童心理学では、ギャング・エイジと呼んでいます。http://www.kosodate.pref.fukuoka.jp/lecture_b/archives/2005/10/post.html
友達と遊ぶことに生きがいを感じる・・まさにそんな状態で超仲良くなったのがエッちゃんです。小学校3年生から6年生まで同じクラスでした。
活発で行動的なエッちゃん
アクティブで好奇心旺盛で明るいエッちゃん。当時私にはないものをたくさん持っていて、文字通りギャングエイジのように、こっそり二人で野良猫を追い掛け回したり、寄り道してたくさん遊びました。
エッちゃんのお母さんは小学校の教師、お父さんは中学校の教師をされていて普段おばあちゃんが面倒を見ていたのですが、しつけや勉強面で厳しい家庭環境でした。子供にも雰囲気が伝わりました。私に対する対応も正直コワかった・・。
習い事もたくさんしていて成績もいつも良くて。テストできなかった~といっていたのに、いつも結果が良かった記憶があります。家での厳しさの反動?なのかけっこう悪さをすることもありました。
よその家の庭のミニトマトを食べたり・・
校舎の物置部屋?にこっそり入ったり・・
自転車に乗りながらお菓子を食べたり・・
まぁ可愛いものだけど、親が厳しかった分あえてやっていたような気がします。エッちゃんの自分にはないアクティブさが新鮮でした。まさにギャングエイジ・・排他的な行動をともにした濃厚な時期で今から思うととても楽しかったです。
エッちゃんのお父さんの言葉に傷ついた
ある日、エッちゃんが元気すぎて学校で決められている帰宅時間に遅れて帰ったときがありました。次の日、エッちゃんに「お父さんが『母子家庭の子供は不良になるから遊んではいけない』と言った。」と言われたのです。小学生の5年生か6年生くらいのことでした。
聞いた瞬間はボーっとしていたけれど(そんな子だったw)、「たしかに私は母子家庭だけれども、教師がそんなことを言うなんて・・。」とその後、何度も思い出して悔しく思ったり嫌な気持ちになったものです。その後も20歳くらいまで、思い出した時は怒りや憤りを感じていました。
その後のエッちゃん
中学に上がると、自然になにごともなかったようにあんなに仲のよかったエッちゃんと離れて、それぞれ別の友達ができました。その後もとくに会うこともありませんでした。風のうわさではエッちゃんも教師になって結婚して子供ができたのだとか・・。
時は流れ流れて、つい最近になる数年前。地元の同級生と話す機会がありました。そのとき地元情報に精通している友人が
「エッちゃん離婚したんだって。子供をつれて実家に帰っている。」と
言っていました。例のお父さんの発言が頭をよぎりました。
この思い出の中でいつも最後に思うのは、実は一番重いものを抱えてそれと対峙していかなければならないのは
エッちゃんなのかなと。
多くの期待をかけられて育った彼女は今どうしてるかな?気楽に生きているかな?・・なんて。余計な考えですね。私は彼女の環境の一面しか見ていないし、勝手に他人のことを決めつけるものではないですね。(でもあんなことを言う親は嫌だな~。)
終わりに
息子のギャングエイジのことを考えたら、自分の昔の思い出があふれ出てきました。苦い思い出はあれど、あの時代の友人関係は濃厚で充実していたな~と。親とか環境とか抜きにしてエッちゃんとの時間は本当に楽しかったよ♪これだけは言えます。